「軍艦島」をご存知でしょうか?
正式名称は長崎県にある端島(はしま)という島です。
明治から昭和にかけて海底炭鉱によって発展し、1960年代には東京以上の人口密度を誇った産業の島です。
日本の産業革命の夜明けとなった1つであり、2015年には軍艦島を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録されました。
先人が築き上げた日本の誇らしき遺産の1つが、この通称「軍艦島」というわけです。
ところが、世界遺産登録にあたり、反対の声が上がりました。
お隣の韓国です。
韓国では、軍艦島が、朝鮮人強制労働されていた場所として、世界遺産登録にふさわしくないと主張しました。
これはまったくの言いがかりです。
まず強制労働など行われていませんでした。
次に日本人より不当に安い賃金で使役されたという主張がありますが、これも熟練工が日本人の比率に多いというだけで、賃金に民族の差別などありませんでした。
また、朝鮮半島出身労働者は、そのような強制労働や差別などなかったという主張もされています。
しかし韓国では、朝鮮人から搾取した負の遺産という認識が根強いようです。
韓国の児童向けの絵本に、朝鮮人の少年徴用工が劣悪な環境で働かされていたとする本があります。
全くのデタラメですが、更に驚きなのが、この本にある挿絵が、軍艦島とは関係のない、終戦直後の東京・品川の浮浪児や日中戦争時に中国の密偵を撮影した写真を基に描いた挿絵が使われている事が分かりました。
その挿絵は、10人以上の少年たちが裸でおりに閉じ込められ、鉄格子に寄りかかっている姿などを描いたものという事です。
作者の尹氏は産経新聞の取材で、軍艦島とは無関係と認め、出版社のウリ教育は「ストーリーはフィクションだ」と強調し、「韓国では写真を参考にイラストを描くことは許容されている」と述べたそうです。
これは印象操作を超えた捏造と言えるのではないでしょうか。
児童がこのような絵本を読めば、日本に対する印象はどうなるでしょう。
まさにこれは、韓国における反日戦士育成の一端とも言えるのではないでしょうか。
韓国では、過去に小学生の教科書で、徴用工とは関係ない写真を掲載した事もありました。
発覚して慌てて修正したようですが、根底には反日教育が国是である事で、日本に対する攻撃は愛国無罪という意識があるのではないかと、私には思えてなりません。
しかしやっかいなのは、韓国の反日ばかりではありません。
NHKは軍艦島を「負の遺産」と決めつけ、ドキュメンタリー番組『実感ドドド!追憶の島~ゆれる“歴史継承”~』で偏向報道を行いました。
これについては検証されている方も多く、その内容を見ればNHKの番組は軍艦島を貶める非常に残念なものでした。
日本を貶める勢力は外国だけでなく、国内にも潜んでいます。
むしろ国内に一定数そのような史実を捻じ曲げようとし、国益と国力を損なおうとする反日勢力がある事は大問題です。
韓国などの外国に対しても毅然と対応できるよう、国内のそのような勢力にも警戒し、私達は真実を見誤らないようにしなければならないと思います。
【参照:《独自》軍艦島「朝鮮人少年虐待」描く韓国絵本 無関係資料から作画 作者認める – 産経ニュース】
https://www.sankei.com/politics/news/210225/plt2102250034-n1.html
【参照:軍艦島ツアー 上陸・周遊の軍艦島コンシェルジュ】
https://www.gunkanjima-concierge.com/
【参照:端島 (長崎県) – Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%AF%E5%B3%B6_(%E9%95%B7%E5%B4%8E%E7%9C%8C)
【参照:韓国の小6教科書、無関係写真を「徴用工」写真と掲載 – 産経ニュース】