捨てられた傘

NHKのニュースで「ビニール傘 使い捨ての現実」という記事があったので読んでみました。

<参照:ビニール傘 使い捨ての現実 | 未来スイッチ!課題解決で暮らしやすい社会へ|NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/special/miraiswitch/article/article25/

記事によれば、ビニール傘の年間消費量は6500万本との事です。
日本人の2人に1人が購入している計算になります。
そう言われれば、私も毎年1本は何だかビニール傘を買っているような気がします。

ビニール傘は突然雨が降った時に買う用途がほとんどではないでしょうか。
私も手元に傘がない時、仕方なく購入します。

ビニール傘はコンビニには必ず置いてありますし、雨の日はバスの車内でも販売している事があります。
そのような手軽さから、雨が止めば忘れる人も多いはずです。

「東京・文京区にある警視庁遺失物センターに、鉄道会社や警察署から届く忘れ物の傘は、年間約30万本」と記事では紹介されています。
人口の多い東京とは言え、1箇所の遺失物センターに30万本(ビニール傘以外も含む)とは驚きです。

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しかも、持ち主に返ったのが去年(2018年)では0.9%の3000本程度というから、いかに傘が使い捨てられているか分かる数字です。
特にビニール傘を取りに来る人は皆無なようです。

こうした背景で、傘の処理がかなり困っているようです。

確かに、個人的にも壊れたビニール傘を捨てるには、ビニールを剥がす手間や、気軽に捨てられない事を考えれば、どっかに置き忘れた方が安上がりかもしれません。
そんな考えで遺棄しては絶対してはいけませんが。

私は個人的にリサイクルや環境問題は、環境活動家の利権や運動に使われているという、やや穿った見方をしている事もあります。
特にレジ袋の有料化を環境問題を立てにする事には文句があります。

しかし、この使い捨てられた傘の現実を見ると、これは何とかした方が良いと思います。
どうせ持ち主に返らない傘なら、いっそ使えそうなものは、もっと再販売に力を入れてもいいのかなと思いました。

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