【台湾産パイナップル】中国の無謀な禁輸措置には世界は協調して対応!

台湾と中国の間のパイナップル騒動をご存知でしょうか。

中国は2月26日、台湾産パイナップルの輸入を停止しました。
理由は害虫が検出されたからとの事です。

しかし台湾当局によれば、昨年に中国に輸出したパイナップルの合格率は99.79%との事で、大多数の見方では「中国の台湾に対する嫌がらせ」という認識です。

事実、これまでの中国の報復的措置は、去年はオーストラリアの石炭やワインの禁輸措置、そして私達日本人の記憶にもっとも根付いているのは、レアアースの報復輸出禁止です。

台湾に対するものは、今回のパイナップル輸入だけでなく、観光客の制限という措置も取られています。

経済力を付けた中国は、輸出入や観光客の制限を武器に、気に入らない国々へ圧力をかけます。
中国は、トランプ政権を自由貿易体制への挑戦であり、中国こそが自由貿易の盟主の如く振る舞ってきましたが、化けの皮が剥がれるどころか、皮で隠す事さえできない無能な政策を取っているようです。

しかしその無能さが表れるように、日本や各国のパイナップル購買増、中国に危機感を持つ人々や台湾人の、中国に対抗するための団結を促す逆効果の結果になっています。

台湾では、一時期親中的な雰囲気もありましたが、香港での強権的な出来事が、台湾人の危機意識に火を付け、結果 台湾はより一層中国を警戒するようになりました。
我が国も台湾人のそのような姿勢は見習いたいものです。

中国は、急速な高齢化で経済の急速な失速が言われていますが、少なくともまだまだ拡大は続くでしょう。
そうなれば、こうした経済力を背景にした、各国への脅しは増長するはずです。

仮に経済が失速しても、一党独裁体制の中国では、内部の不満を外部に向けるため、日本や台湾などの周辺国や、中国に従わない国に対して露骨な圧力や、武力を使った侵攻さえしてくるかもしれません。

日本は中国を一層警戒し、台湾などの友好国と一層連携して中国に対抗すべき。
パイナップル騒動は、またしてもそのような教訓を中国自身が教えてくれたと言えます。

【参照:台湾、中国のパイナップル禁輸に危機感 対日輸出に期待 – 産経ニュース
https://www.sankei.com/world/news/210302/wor2103020030-n1.html

【参照:中国が禁輸で…注目の「台湾パイナップル」が日本にやってくる!どんな味?どこで買えるのか調べてみた|まいどなニュース
https://maidonanews.jp/article/14233959

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【参照:台湾・蔡総統、日本のパイン購買増に謝意 中国の禁輸は逆効果か – 産経ニュース
https://www.sankei.com/world/news/210303/wor2103030035-n1.html

【参照:台湾パイナップル、中国が輸入停止 ⇒ 日本の消費者に期待する声「ぜひ台湾産を」 | ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_603dba0bc5b601179ec00fea

【参照: 台湾産パイン、4万トン超受注=中国への年間輸出量に相当、日本向け増 | 社会 | 中央社フォーカス台湾
https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202103020009.aspx

【参照:台湾産「自由パイナップル」が中国の圧力に勝利、日本も支援 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/03/post-95743.php

【参照:パイン禁輸、台湾が「爆買い」で中国に対抗 注文が殺到:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP333CLQP32UHBI03L.html

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