北朝鮮が今年開催予定の東京オリンピックへの不参加を表明しました。
その理由は新型コロナウイルスの流行だと説明しています。
日本では連日のように、変異株などの新型コロナ関連の報道がされています。
私は前々から大袈裟すぎると思ってますが、北朝鮮がなぜ参加しないのか、本当の理由はどこにあるのか?を考えてみました。
目次
新型コロナを北朝鮮国内に流入させないため?
北朝鮮は、「朝鮮体育」ウェブサイトにて「北朝鮮オリンピック委員会は総会で悪性ウイルス感染症(新型コロナウイルス感染症)による世界的な保健の危機状況から選手を保護するため、委員の提議により第32回オリンピック競技大会に参加しないことを討議し決定した」と発表しました。
額面通りに受け取れば北朝鮮選手の保護と国内への流入阻止が狙いです。
北朝鮮は、新型コロナが中国で流行し始めた頃、いち早く中朝の国境を封鎖しました。
北朝鮮は衛生管理・医療環境がとても脆弱な国です。
そして新型コロナウイルスの蔓延は、北朝鮮の体制崩壊につながる可能性さえあります。
事実、経済面では中朝貿易に頼らざるを得ないにも関わらず、物流にも厳しい制限を掛けました。
北朝鮮では新型コロナを、そのような面からも恐れているのは間違いないでしょう。
日本への嫌がらせ?
オリンピックとは、政治や政治的主張が介入しない純粋なスポーツの祭典です。
もちろんそれは他のスポーツ競技についても同じですが、もっともそれは疑わしいと私は思ってます。
特に北朝鮮のような独裁者が統治する全体主義国家では、政治とスポーツは一体です。
むしろ政治的プロパガンダや国威発揚のために利用されてきた事は、歴史的にみても明らかです。
日本と北朝鮮は国交がなく、拉致問題・核問題などで深く対立しています。
そして日本は、北朝鮮が最大の敵とさだめるアメリカの同盟国でもあります。
韓国と同じかそれ以上に、反日が国是となっているような国です。
最近は、ウイグル人への人権蹂躙問題から、北京オリンピックをボイコットしようという声も聞かれますが、ボイコット・不参加自体、北朝鮮にとって政治的な思惑もあるのかもしれません。
新型コロナ感染者0の北朝鮮は、選手を守りたい??
北朝鮮の新型コロナの感染者数はゼロです。
公式には一人も出していません。
事実なら、全く素晴らしい防疫体制と言えます。
そんな北朝鮮の選手を守りたいというのは、よほど素晴らしくもあり、厳しい防疫政策とも言えます。
しかし果たして本当に感染者はいないのでしょうか?
これは真っ赤なウソです。
いくつかの北朝鮮国内からの証言も出ていますが、そんな事あるはずがありません。
中国とあれだけ密接に交流があったわけですから。
それとも、感染者や感染が疑われる人全てを処刑しているとでも言うのでしょうか?
北朝鮮なら本当にやりかねません。
選手を守りたいなどとは詭弁も良いところです。
結局は体制側の都合しか考えていないわけです。
私は東京オリンピックにとって北朝鮮の不参加は良かったと思います。
これは隣の独裁大国にも言えますが、平和の祭典でもあるオリンピックにおいて、平然と人権蹂躙などを行う趣旨に反するような国々は不参加であってほしいです。