キングコング・西野さんの映画鑑賞告知SNSの賛否

キングコング・西野さんの映画鑑賞告知SNSの賛否

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏さんは絵本作家としても有名です。
その彼が手掛けた映画「えんとつ町のプペル」のSNSによる映画鑑賞の告知がちょっとした騒動になってます。
2月16日放送のフジテレビ系列「バイキング」でも取り上げられてました。

発端は「えんとつ町のプペル」が、緊急事態宣言などでトークベント等が中止になる中、西野氏はSNSを通じて自分が鑑賞に行く映画館を予告してました。

1月8日に緊急事態宣言が東京などで発令された中、1月14日には一般女性が「どうして緊急事態宣言後に西野さん自身が映画館に行き、積極的に集客するのですか?」とYouTubeにコメントを投稿しました。
この投稿に対して西野氏は「要するに自粛警察気味になられてると思う」「映画に限らず飲食店などでもルール内で営業しているところに対し“コロナ禍で営業してるなんてどうなんだ”って言っちゃうのは残酷」「法定速度を守ってる車に『走るな』って言ってる感じ」と反論しました。
これがかなり賛否を呼ぶ結果となりました。

西野氏は約1ヶ月にわたり、全国で30ヶ所以上の映画館を上映時間を予告して訪れました。
意図は集客活動、ファンへのサービスだと思います。

この事に批判的な意見には、緊急事態宣言下で集客する事は、例えルールの範囲内でもコロナのクラスターを発生させかねないマナー違反だと主張しています。
東京では1月7日に感染者2520人という、一日で最大の感染者数を記録していました。
そのような環境の中では、西野氏の影響力を考えても適切では無いという事です。

一方の賛成派は、西野氏が反論した通り、ルール化でやっている事、自粛警察気味なのは良くないという理由です。

私は西野氏の意見に賛成です。

西野氏がこの問題をブログで「納得いかないなら政治家になって自分がルールを作った方がいい」「ルールを守っている人を攻撃してしまう人が一番の癌なので、そこは真っ先に潰さなきゃいけない」と表現されたのは、いささか過激で攻撃的だと思うので、その部分は同調できませんが、心情的には分かる気がします。

一方で、女性の最初のコメントも、私は意見は異なりますが、このような問題提起が出てくる事は社会が健全であると思ってます。

一番良くないのは、根拠もなく攻撃的になってしまう事ではないでしょうか。

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それから個人的に映画館について思うことがあります。
去年、言わずとしれた現在も大ヒット中の「鬼滅の刃」は日本記録を打ち立てました。
映画館にはかなりの人数が動員されました。

一方で、感染者は広がったでしょうか?
公開日は2020年10月16日。
しかし、日本でコロナの感染拡大がされたのは11月以降です。

映画館は感染対策もキッチリ行ってますし、感染を広げる原因となり得ないと個人的には思ってます。
これは歴然とした事実です。
何が感染リスクが高く、何が比較的に低いのかはだいぶ蓄積ができてきたはずです。

メディアや反対派にも様々意見はあると思いますが、こうした事実は事実として、冷静に見るべき必要があると思います。
西野氏の表現はやや過激でしたが、一方で、事実を無視して一方的な正義を主張・実行する人達には、このような事実に基づく客観的な視点も大事ではないでしょうか。

西野氏が起こした事は一つの波紋になりましたが、まだまだ続くコロナとの戦い。
あるいは今後更に恐ろしい未知のウイルスとの戦いにおいて、客観的かつ冷静な判断は、私達にとって大事である、という教訓を残しているようにも思えます。

【参照:キンコン西野 映画鑑賞への批判に疑問「それを言い出したら」 是非の議論は歓迎「すごくよいこと」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/02/17/kiji/20210217s00041000183000c.html

【参照:キンコン西野の映画鑑賞論争を「バイキング」が検証 坂上忍「どっかにイラッとする」/芸能/デイリースポーツ online
https://www.daily.co.jp/gossip/2021/02/16/0014083711.shtml

【参照:西野亮廣が一般女性を30分公開説教 ブログで「癌」呼ばわりか | 東スポのニュースに関するニュースを掲載

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