トランプ「愛国者党」は支持拡大できるか?不穏漂うアメリカ社会

2021年1月20日にアメリカでは第46代大統領としてジョー・バイデン氏が就任しました。
2020年のアメリカ大統領選挙は、選挙の大規模不正の疑惑が向けられ、最後の最後まで注目してましたが、結局トランプ氏は逆転する事ができませんでした。

私はトランプ氏の事が好きだったので、とても残念でした。
この大規模不正選挙が行われたという主張は、日本のネット社会、とりわけトランプ氏を応援する勢力で強く主張されました。

理由は様々あると思います。

まず、アメリカの3大ネットワーク、テクノロジー大手のビックテック(Google・Twitter・Facebook等)などが反トランプであった事です。
そうですね、断言するほど自身はありませんが、少なくとも日本のトランプ氏を応援する勢力は、アメリカ社会全般で、反トランプが広がっているという事を強く思っていたと思います。
私もその一人です。

次に、日本のトランプ氏支持層は、安倍総理の事も支持しており、安倍・トランプの良好な日米関係を歓迎していました。
これも私もその一人です。(笑)

メディアの偏向と良好な日米関係、そんな要因からトランプ氏への熱烈な応援が日本のネット社会で見られたと思います。

そして大統領選挙でトランプ氏が劣勢を伝えたられると、ネットでは様々な大規模不正の証拠とも言える情報が出てきました。
これらは結局司法の場、裁判で争われる事なく、アメリカでもそうですが、日本のトランプ派にも大きな不満と陰謀論を抱かせました。

実際に大規模不正が有り、アメリカ民主党関係者や司法、既得権益者が握りつぶしたのかは、私には分かりません。
後から出てくるかもしれませんが、少なくともこれだけ幸いだのであれば、もっと決定的な証拠が現時点で出てきてもおかしくない気がしますので、無かったのではないかという見方をしています。

選挙の不正は、今までの選挙と同様に多くあった。
しかし、結果を揺るがすような大規模不正はなかった。

そんな風に私個人は思ってますが、ネットのトランプ氏を応援する保守系の勢力では、意見が分かれ、識者やネット市民含めてかなりの論争になりました。
私は、日本でアメリカ大統領選挙において必要以上にいがみ合い、攻撃的になる事は決して良くないと思ってますので、そのような意味でも非常に残念でした。

結局敗れてしまったトランプ前大統領ですが、今後を見据えた活動をしているようです。

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2024年の次の大統領選挙を見据えて、「愛国者党(Patriot Party)」を設立しようと報じられてます。
実際、フェイスブックではかなり支持を増やしているそうです。
一部では、アメリカ共和党を揺さぶるための駆け引きとも言われています。

共和党との交渉や主導権争いに利用されるのであれば、共和党内でも分断が進むのでは?と思い、共和党の方が好きな私にとっては少し心配です。

実際世論調査で、共和党支持者の回答で、54%が2024年に出馬すべきと回答する一方、30%が愛国者党に入党したい、33%が共和党のままがいいと分かれています。

アメリカ社会は日本人が考えている以上に社会分断が進んでいると思います。
日本社会でも大きな対立はありますが、元々多様な人種・民族を抱えるアメリカでは、このような社会対立が増していく事は仕方がないのかもしれません。

トランプ氏が大統領に就任した際に、第三次世界大戦が勃発するなどといった報道がありましたが、結果として中東の和平をすすめるなど、平和に対する成果も大きかったと言われています。

私はバイデン大統領にも、日米関係重視と中国の覇権を許さない姿勢を継続してほしいと期待しています。
そして、世界の不確実性が増す中、日本はしっかりとした世界戦略に舵を切っていただく事を切に願います。

【参照:トランプ派「愛国者党」支持者、フェイスブックで急増=調査 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-facebook-extremists-idJPKBN2A22ES

【参照:【世論調査】共和党支持者の3割がトランプの「愛国者党」に入りたい、ほか | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/02/post-95534.php

【参照:バイデン大統領が向き合う「トランプ票7400万」の現実 | 米国社会のリアル | 樋口博子 | 毎日新聞「経済プレミア」

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